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生きろ!は辛い時もある

アイキャッチ用雑僧雑感

雑僧の雑感 仏暦2562年3月 前半 vol.9

「生きろ!は辛い時もある」

 

ただ生きている、無為な日暮、リア充なんてとても言えない‥‥
 自分はこの社会に必要なのか?生きるって何?私がいなくても何事もないように世界は回る。でも、生きているという事実、それだけで素晴らしい事なんじゃないのかな?
 たまにはナイーブになってみる。って言うか、私は自己肯定感恐ろしく低い。だからなのか、仮面や鎧を纏い続ける日々、結構疲れる。生きることは大変。生き続けることはさらに大変。人はそんなに強くない。弱い自分に鎧をまとい、強いふりして生きている。
 時々どうしようもなく、生きるのが面倒くさくなる時がある。っていうか、辛い時がある‥‥
 でも‥‥、悲しくても、辛くても、苦しくても、しんどくても。それでも、同じように朝はくるし、日は暮れる。あらゆる世間の出来事に、理不尽だと嘆いてみても、自分の正統性を叫んでみても、言い訳をいくら重ねても、自分以外の何者にもなれない私がいる。弱い心を守る為、鎧をまとう日が続く、仮面を外せぬ日が続く。
 弱ければ弱いほど、鎧を強固にしなければ、世間の荒波に呑まれそう。そうやって、自分自身が見えないくらい、武装を重ねて生きて来た。生きるのって案外苦痛なのかもしれない。勿論悪い事ばかりではない。楽しみや、良い事も沢山あるだろう。でも‥‥
 止まない雨は無いと言うが、降り続く雨に耐えきれなくなることもある。苦しい事ばっかりじゃ無いよ、と言うけれど、その先にある幸せを待てない時もある。
 朝目覚めると、そこには真っ白な一日がある。何を書いても自由、どんな生き方も出来る輝かしい一日の始まりだ。けど‥‥、朝が来るたび憂鬱な時もある。人生は一度きり、だから精一杯生きろ!と言うが、投げ出したくなる時もある。
 生きろ!や頑張れ!は、辛い時もある、それでもなんとか生きて行く。だから、生きているだけで、その事はとても素晴らしいのではないか?尊いのではないか?そんな事をたまに思う。

 

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