ハガキ職人
雑僧の雑感 仏暦2567年10月 前半 vol.143
「ハガキ職人」
私がラジオを聴き始めたのは十数年前程前から。その頃はすでにラジオへの投稿はメールが主流であった。番組へのメッセージや、音楽のリクエスト、テーマに沿った内容をラジオネームで投稿する。投稿する事によって番組に参加できる事がラジオの魅力だろうと思う。かつてラジオへの投稿はハガキであった。数百枚、或いは数千枚のハガキを常備して、ラジオに投稿する為にハガキを書きまくる。
かつてはハガキ職人だった有名人も多い
ラジオで自分の投稿が読まれた時の高揚感は格別である。そしてますます書き込みへの意欲が高まる。ハガキが読まれる頻度が高いリスナーは、制作サイドに近い存在だろう。現在は番組のアプリにラジオネームを登録し、メールで書き込む場合が多い。以前、お気に入りの番組に毎日のように投稿していた。約3年程であるが、その間一度として投稿が読まれる事はなかった。
ラジオはリスナーの声を聞くメディアでもある
今日も沢山のリスナーの声を聞きながら、番組が放送される。最近になってラジオネームを変えて投稿を再開した。そしてついに番組で読まれる日が来たのである。一度読んで頂くと弾みがつくのか、それから何回かは読んで頂けた。私の聞いての声も電波に届いたという事だろうか。ハガキからメールに変わり、SNSでの参加も出来るようになり、より身近になったラジオ。郵便料料金が値上げされる。63円で日本の何処へでも届くハガキは格安ではなかろうかと思う。故に、賛否はあるだろうが、今回の料金の値上げはある意味妥当とも思う。
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