移り気　止まり木　何処へ行く？

雑僧の雑感　仏暦２５６１年１０月　後半　vol.０

「移り気　止まり木　何処へ行く？」

　ただ何となく始まり、いつの間にか終わっている。行き当たりばったりと思いつき。やっと重い腰を上げて（実際には思いつき）、見切り発車のホームページ開設。機械音痴故之悪戦苦闘。二度手間、三度手間は当たり前。一度で為せれば奇跡とぞ思ふ。思えば我が人生、そんなことの繰り返し…。不惑を少しばかり越えて尚、惑わずなんて心境にはなれない…。一体私は何処へ行く？何処を目指す？選択と分岐点の何と多い事か。迷ってばかり後悔ばかり。始終にして惑わず？始から終わりまで惑わない人生が欲しい…。始終惑わず迷わない、そんな自分でありたい。不動の心が欲しい…。仕事をしていても、何しても、一つの事に集中出来ない。あれこれ考えちゃう。何かをしていると他の事が気になって仕方ない。集中力が欲しい。動揺しない私でありたい…。「人の心は、お猿がキャッキャ鳴きながら枝から枝へ飛び移るように落ち着かない物だ」とは法然上人のお言葉。ほんとーに疲れ果て、羽を休める止まり木を求めながらも、どの木が良いのか迷う移り気の心。ホントに私は何処へ行く？何処を目指す？娑婆は辱悪、厭う場所。でも張り付いて右往左往が凡夫の性、悲しい哉、どうしよう哉。念仏往生願う身は、全てがＯＫ問題無い！そんな境地に到れるか？移り気、止まり木何処へ行く？ この雑感の行末は？ともあれ御目見え、初出稿。一休さんは詠んでいる、「目出度くも有り、目出度くも無し」一里塚を越えるには、其れ相応の覚悟有り。凶と出るのか吉なのか？引いてみなくちゃ始まらぬ。始末記、始終記、四十路旅。旅の恥は掻き捨ての、娑婆での恥も振り捨てて、何れ参るは西方の、極楽浄土報土也。弥陀の誓いを頼みなば、往生極楽叶いなん。何処へ行くかと問わるれば、西の彼方と答えらる。せめて坊主のプライドを、持ちてこの世を渡りなん。雑僧雑感いざ始動、更新は月2回。乞うご期待！