住職の和歌6(自選、更新不定期)
法然上人百四十五箇条問答
問う、歌詠むは罪にて候うか。答う、強ちに得候わじ。ただ、罪もす、功徳にもなる。
今回は歳末特集?12月8日はお釈迦様のお悟りの日(成道会)。そして除夜に向け忙しない昨今。最初の二首は成道会を詠んだもので、後の三首は師走(関連で煩悩の一首も含む)を詠んだものです。
一、山出でて 樹下瞑想を 照らしなん 臘八日の 明けの明星
一、釈迦牟尼の 姿尊し 成道会 金剛宝座 悟りの臺
一、煩悩に 明け暮れそめて こん歳も 暮れ行くことぞ 空しかりける
一、除夜に聞く 百八の鐘 我が煩悩 消し去り給へ そう願いつつ
一、煩悩を 一つ繰りては 塵のごと 積もり積もりて 末は百八
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