紅白戦のルーツ
雑僧の雑感 仏暦2563年8月 後半 vol.44
「紅白戦のルーツ」
「紅」と「赤」は違う
そう言えば「赤白帽」のリバーシブルは誰が考えたのか?
当たり前だと思っているがかなり機能的だ
リバーシブルで思いだすのは 幕末戊辰戦争の頃の仙台藩額兵隊の隊服
確か・・・
イギリスに倣ったとかで 赤黒ラシャのリバーシブル
恰好良いではないか! そしてお洒落
運動会 試合 歌合戦 物真似等
「紅白戦」とか「紅白試合」とか言われる 要は二組(ふたくみ)に分かれて競い合う事だ
「紅白戦」の事を「源平試合」と呼ぶそうな。由来はご存じ源平合戦。源氏が「白旗」を掲げ、平家が「赤旗」を掲げていた事が由来である事は有名な話である。
・・・が
平家は「紅旗」では無くで「赤旗」なのだ
「紅(くれない)」と「赤」は厳密には違うらしい。だから平家は「赤旗」なので「赤白(あかしろ)戦」と呼ぶべきとの考え方もあるらしい。でも「紅白(こうはく)」の方がしっくりくるような気もするし。うーん、悩ましい。帽子だけは「赤白(あかしろ)帽」なのは何故なのか?そう言えばほとんどが「紅白」だしなー
餅も 幕も 水引きも 何でも 紅白なのだ
運動会は「紅組」? それとも「赤組」?
よく分からなくなる。ともあれ、「紅白戦」の由来は源平合戦にまで遡る。随分と古い話だなーと思う。日本古来の色使いには風情がある。韓国より伝わる紅で韓紅(からくれない)と紅葉の紅を表現したり。からくれないと言えば『古今和歌集』の在原業平の和歌が有名だが、他にもこの表現は見られる
千早ぶる 神世もきかず 竜田川 韓紅(からくれな)い に水くくるとは
いずれにせよ、赤には紅や朱があるのに、白は一種。まあ白だからどうしようもないのか?白は穢れ無き象徴である。色を足してはならぬから、白は白のままでよいのだろう。
令和2年8月15日 はコロナ禍真っただ中
修学旅行も体育祭も文化祭も 全部中止
我慢をしている子どもたち 早く安心して生活を送る事が出来ますように
そう願はずにはいられない
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