〇〇シップ
雑僧の雑感 仏暦2564年8月 後半 vol.68
「〇〇シップ」
「スポーツマンシップ」という言葉をよく聞く 「シップ」とは何だろうか?
運命共同体 一蓮托生 連帯責任 同床異夢 海老洞穴 同じ穴の狢
「Ship」いわゆる船の事らしい
航海は常に危険と隣り合わせ。一人の失敗が全体を脅かす。船に「丸」と名付けられるのは、魔除けの為。昔々子どもの名前に丸を付けたのも、無事成長を祈ったからだ。「丸」は完全無欠の悟りを意味する。富士山丸や日吉丸、日本丸、蜘蛛切丸、勢至丸、真田丸、胴丸、おまる…
色々ごっちゃになってしまった…
因みに「勢至丸」は法然上人の御幼名である
邪気除け魔除けに病除け。今なお船には「丸」と付ける。強固な結束と意思疎通、連携プレーが航海の肝要であったろう。同夢じゃなきゃ進めない。狢であっても、同じ穴であれば良いのか?礼儀や仁義や正義やらを一言で表せば「Ship」となるのだろうか?であるならば、武士道しかり道徳しかり、倫理もまたしかり。全部の言葉が「Ship」に帰結して行くのだろうか?壮大な言葉である。船に乗るように、マナーやルールを遵守する事は、どの世界でも大切な事だろう。一人一人が責任を持ち、それがすなわち共同体となる。「Ship」に則った行動原理は素晴らしいものだろう。理想と言えばそうだろうが、出来るなら同じ船に乗る者同士、互いに責任感を持ち同じ方向を目指す。これが大切なのだと思う。
今、コロナという脅威に世界中が脅かされている。いまこそ、同じ船に乗り、同じ方向を目指す精神で乗り切りたいものである。
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