宗教法人課税
雑僧の雑感 仏暦2569年2月 後半 vol.176
「宗教法人課税」
自民党の圧勝に終わった選挙。寺は政治に関与しないので、個人的には色々と思うところはあるが、その是非は論じない。しかし投票には欠かさず行く。それが国民の権利及び責務と思う。且つて、一度だけ投票に行かなかった。それは選挙当日インフルエンザに罹患していた為である。それを思うと、記述前投票に変えるべきか。
それはさておき、巷では宗教法人への課税の話題で盛り上がっている。現時点では噂話程度の事だろう。この問題は度々議論される。結論から言えば、私はどちらでも良い。周知の事実だが、宗教活動以外は課税対象である。課税対象外は布施やお守りや固定資産税等である。所謂公益性というやつである。布施に関しては対価やサービスではない為。そこにメスを入れた場合どうなるのか。寺の公益性は失われ営利事業となり、境内への立ち入りを制限する事も可能となる。布施は定額制となり、戒名料を設定する。と言うか、そうせざるを得なくなるだろう。これまで無償で行って来た諸々の事は有償となり、布施はメニュー表となる。当寺は町内の公民館のような役割も担っている。そうした地域の諸々の活動もこれまで通りとはいかなくなるかもしれない。
当寺は戒名料なし、布施は金額の目安もない。時には不親切と言われる事もあるが、金額を設定すると法要を執り行う事が出来ない場合もありうる。これでは本来の宗教のあるべき姿とは言えないだろう。大きな声では言えないが、供養塔への合葬散骨は無料である。極端な話、一円の布施で戒名授与、葬儀執行、埋葬が可能である。
課税対象となれば、もしかしたら経営は安定するかもしれない。いずれにせよ、そんなに騒ぐほどの事ではない。課税云々以前に、私のやりかたで立ち行かなくなるのなら、私が寺を去り経営手腕のある僧侶が入れば良いだけの話。廃寺となると流石に申し訳が立たないので。住職でなくとも、寺から離れても、信仰は捨てずに持ち続けられるし念仏は称えられる。
SNS等ではこの話題で持ちきりのようだ
正源寺アカウントは宗教関連のフォロワーさんが少ないし
私も宗教関連を積極的にフォローしていない
SNSでまで宗教界隈でつるむ必要はないだろう
それではつまらないから
故に私のTLにはほぼこの話題は表示されない
しかし
この問題について論じると言うよりも
罵詈雑言が飛び交っていると聞く
悪業を
積極的に積む
若しくは
積ませるような事は
宗教者として慎むべきだろう
そんなに躍起になって騒ぐ事ではない
諸行は無常である
生じては滅するを繰り返す
生滅を滅するならば
寂滅為楽の境地に入る
私は煩悩具足の凡夫であるので偉そうな事は言えないが・・・
釈尊御涅槃の日に
沙羅林中入涅槃釈迦牟尼仏広大慈恩

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