この頃巷で駄目なもの
雑僧の雑感 仏暦2564年5月 前半 vol.61
「この頃巷で駄目なもの」
此ノ頃巷デ駄目ナモノ
酒の提供 ショッピング
笑い 演芸 そらさわぎ
麦酒 遠足 千鳥足
自粛疲れで嘆く事
会食 カラオケ サウナ室
マスクしないで歩く者 不要不急の外歩き
談笑 大声 路上飲み
歌舞音曲にコンサート
PCRの沙汰待たず 自宅待機を破る者
気付かぬふりと上の空
消毒しないで目をぬぐい 口を押えずくしゃみする
緊急事態ノ発出ハ 仕方ガナイト見ユレドモ
巧ナリケル詐(いつわり)ハ ヲロカナルニヤヲトルラム
注:『二条河原落書』のパロディです 他意ハゴザイマセヌ
寄席は心意気を見せたものの止む無く休演。スポーツもコンサートも講演会も無観客、或いは中止。一応ガイドラインを見ると、寺院、神社、教会は休業の対象外であった。葬儀が不要不急では無いのは当然の事だろう。しかし、宗教が担うべき役割は葬儀だけでは無い。逆にそこだけを以ってして休業の対象外とするならば、他の行事に規制がかかってもおかしくは無い筈であろう。飲食店の酒類提供云々みたいに。
寺で行う 写経会は? 落語会は? コンサートは? 講演会は?
当然乍ら正源寺の 5月の各種行事は中止です
宗教だけが特別ではあるまい。文化、芸術、スポーツ、娯楽。これらは「社会生活の維持」に不要な物なのか?そんな事を考えてしまう。ウイルスを抑え込む事が最重要課題なのは言うまでも無い。しかし、あれも駄目、これも駄目では無く、安全安心な対策を講じつつウイルスと共存する社会。これを目指すしかないのではなかろうか?
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