後悔を背負って生きてゆく
雑僧の雑感 仏暦2564年8月 前半 vol.67
「後悔を背負って生きてゆく」
人生における分岐点
あの時こうしておけば良かった
ああしておけば良かった
判断を間違えた なんてことも多々ある
「あの時こうしておけば良かった」そんな事の一つや二つ、誰しもが抱えている事だろう。一つ二つで足りていればそれ程問題ない人生なのかもしれない。後悔の数を数えてみれば、数えきれない程溢れかえる。
考えてみれば、適切な判断が出来た事があるのだろうか?手遅れになって初めて気が付く事も多い。それでも、生きてゆかねばならない。人生を渡ってゆかねばならない。そう考えると、人生とはなんと苦しい事か。なんと辛い事か。そんな事を考える昨今。
人生に「たられば」はない
同じように「もしも」もない
そんな言葉を全部捨てられたなら
随分と気が楽に生きられるだろうに・・・
でも、そうならないのが人生なのだろう。傍目には幸せそうに見える場合でも、後悔を背負わずに生きている人など、果たしているのだろうか?全て順調、思い通りの人生を歩んでいるひとなど、果たしているのだろうか?人生とは後悔の連続である。そんな事を思う。ならば適切な判断をすれば良いと思うのだが、なかなかそうはゆかないのもまた人生。そんなこんなで生きてゆく。後悔を背負って生きてゆく。そして時が経てば背負った後悔も忘れてゆくのだろう。そしてまた一つ、背負う後悔が増えるのだろう。ならせめて、後悔を後悔のままにしない生き方がしてみたい。何が正解で不正解なのかもわからぬ人生、思うままに行動してみる。そんな事が大事かもしれない。
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