想像してごらん
雑僧の雑感 仏暦2565年3月 後半 vol.82
「想像してごらん」
空を飛ぶ姿を想像してごらん
夢をつかむ姿を想像してごらん
争いや疑いがない世界を想像してごらん
みんなが平和に暮らしている世界を想像してごらん
戦争もなく 疫病もなく
ただただ平穏に暮らしている姿を想像してごらん
マイナス思考ではなくて、プラス思考で生きていければ、人生はそんなに苦ではないかもしれない。けれど、目の前の苦しみに目を背ける事は難しい。遠い国で起こっている戦争を、対岸の火事として見る事も難しい。そこには、人々の暮らしがあるから、人生があるから。
数で数えられる人はいない。みんなが名前を持っている。ウクライナの戦争が始まり、幾度となく『imagine』を聴いたことだろう。
「想像してごらん、すべての人々が平和に暮らしている姿を」
この言葉を幾度となく心で繰り返した事だろう
「僕のことを夢想家だと言うかもしれないね」
夢想家で何が悪いのだろう?戦争を起こし、多くの人々を苦しみの中に追いやる事よりも、世界を平和にと願うジョンレノンの言葉の方がよっぽど重みがある。人々に希望を与えられる。ジョンレノンが描いた平和な世界を想像してごらん。
「殺す理由も死ぬ理由もないんだ」
この言葉を想像してごらん。絵に描いた餅かもしれない。でも描かなければ、想像する事も希望を持つことも出来ない。平和を願い続けたジョンレノンの想いを想像してごらん。その絵を世界中の人々が目にする姿を想像してごらん。きっと今より少しは平和な世界が訪れる筈。
「そして世界はきっとひとつになるんだよ」
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